株主フィードバックとそれを踏まえた本人からの要請により、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)の2023年の報酬が前年から40%以上減額され、4,900万ドル(約63億2,000万円)になることが明らかとなりました。
2022年の総報酬額は9,940万ドル
Appleが現地時間1月12日に米国証券取引委員会(SEC)に提出した書類によると、クックCEOの2022年の総報酬額は9,940万ドル(約128億円)で、内訳は給与300万ドル、株式報酬約8,300万ドル、その他の報酬1,340万ドルとなっています。なお、2021年の総報酬額は、9,870万ドル(約127億円)でした。
3月10日に開催される年次株主総会に先立ち、クックCEOは、この1年を振り返るメッセージを株主に向けて送っています。以下、SECに提出された書類に掲載されているクックCEOからのメッセージを抜粋したものです。
インフレ、東欧での戦争、パンデミックによる永続的な影響など、今日、私たちは世界的な課題に直面しており、今こそ慎重かつ思慮深い行動をとるべき時です。しかし、未来から逃げている場合ではありません。私たちは、常に長期的な視野をもってAppleを経営してきました。それは、イノベーション、人材、そして私たちが世界にもたらすポジティブな変化のために投資を続けるということです。
今日、私たちはこれまでで最も強力な製品とサービスのラインナップを持っており、私たちのテクノロジーが、これまで以上に多くの形でユーザーの役に立っています。そして、私たちの最新のイノベーションは、多くの人々が創造性を発揮し、大切な人とつながり、娯楽と喜びを見つけ、より安全で健康的な生活を送るために役立っています。
Source:SEC,Bloomberg via MacRumors
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