多くの組織が従業員用のスマートフォンをなるべく長く使用したいと考えているかと思いますが、古くなったデバイスはリスクをはらむことになり、長期的に見ればさらなるコストにつながる可能性もあります。何を目安に社用スマホを換えるべきなのでしょうか。
注意すべき項目とは?
最近のスマートフォンが社用として使用される場合、たいていは2〜3年程度で新しいものに交換されるものです。どのくらいスマホが持つかどうかは、バッテリー寿命やOSサポートといった要因に左右されますが、どのように交換の目安をつければ良いのでしょうか。
バッテリー寿命
最近の多くのスマートフォンには、リチウムイオンバッテリーが使用されており、その充電サイクルは300〜500回とされています。毎日充電したとして365回になりますが、営業日換算するとだいたい2〜3年ということになります。リチウムイオンバッテリーが一度充電サイクルのピークを過ぎると、より頻繁な充電が必要になってくるなど、仕事に支障が生じることにもなりかねません。
リチウムイオンバッテリーは熱に弱いため、夏場に車の中に長時間放置したりするとバッテリーの充電サイクルの減少につながることがあります。従業員の勤務形態にもよりますが、基本的な充電サイクルを頭に入れておくと、バッテリーおよびデバイス交換のタイミングを見極めやすくなります。
保証プランは重要?
組織にとって、社用スマホが壊れたり、交換が必要な場合、デバイスにAppleCareのような保証プランをつけておくことが重要となることもあります。
保証プランの加入は選択外のというときは、信頼できるサードパーティー修理業者を見つけておくというのも対応手段のひとつと考えられます。
OSのサポート期間を確認しておく
スマートフォンはバッテリーなどのハードウェア側面だけでなく、セキュリティを含むソフトウェアのサポート期間が重要になってきます。
AppleのiPhoneには5年以上のソフトウェアサポートが付与されるのが当たり前となっていますが、最近ではAndroidもソフトウェアのサポート年数が増加傾向にあります。
アクティベーションロックはしっかり外しておいたほうが良い?
もし社用iPhoneをリサイクル業者に受け渡す場合、アクティベーションロックを解除しておくと、スムーズなデバイスの再利用につながります。
元々盗難防止機能として導入されたアクティベーションロックは、昨今デバイスのリサイクルを妨げる障害となっているという声も聞こえてきており、何らかの対策をAppleに求める人もいます。
Source:TechTarget
Photo:Trusted Reviews
(lexi)
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