iOS機能の多くは国際的に展開されていますが、中には未だに米国でしか利用できない機能も存在します。米メディアMacRumorsは、現在米国でしか利用できない便利なiOS機能5選をまとまています。
Apple Card
2019年にローンチしたApple Cardは、Appelがゴールドマン・サックスと提携し発行するクレジットカードです。すでにサービスが開始されてから数年が経ちますが、未だに米国のみで利用可能となっています。
Apple CardはiPhoneのウォレットアプリで完全に管理でき、非接触型決済に対応していない店舗では、物理的なカードも利用可能です。カードには金利以外の手数料はなく、Daily Cashと呼ばれる最大3%のキャッシュバックが提供されています。
カナダで商標登録申請されるなど、Apple Cardが米国以外の国や地域でも展開されるのではないかとの噂はありますが、具体的な計画は発表されていません。
Apple Cash
Apple Cashは、米国のiPhoneユーザーがウォレットおよびメッセージアプリで送金、請求、受け取りができるVenmoのような決済機能です。ユーザーはApple Cashの残高を、接続された銀行口座に送金することができます。
Apple Cashは現在も米国のみで利用可能となっています。カナダでの商標登録申請などの手がかりはあるものの、同機能が他の国や地域に拡大するかどうかは不明です。
ウォレットアプリのID
Appleは2022年、アリゾナ、コロラド、メリーランドなどの州でウォレットアプリで免許証などのIDを管理できる機能のサポートを開始しました。
日本でもマイナンバーカードをiPhone上で管理できるよう、岸田首相からAppleのティム・クック最高経営責任者(CEO)に直接要請があったとされていますが、対応は2024年以降とみられています。
高度なデータ保護
Appleは昨年12月、クラウド上でデータ侵害が発生した場合でも、ほとんどのiCloudデータを保護し続けることができる高度なデータ保護(Advanced Data Protection)を発表しました。
Appleは同機能は今年米国以外の国や地域でも利用可能になるとしていますが、具体的なタイムラインなどは明かされていません。
クリーンエネルギー充電
近くのエネルギー網における炭素排出量の予測をし、よりクリーンなエネルギー源を使用している時に充電時間を最適化するクリーンエネルギー充電(Clean Energy Charging)は、iOS16.1で導入された新機能です。
同機能は現在米国のみで利用可能となっており、今のところ他の国や地域で展開されるという情報は入ってきていません。
Source:MacRumors
Photo:Apple
(lexi)
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