6月に開催される世界開発者会議(WWDC23)で発表されると噂されてきた、Appleシリコンを搭載する新型Mac Proについて、発表および発売時期ともに延期された可能性が高いとの予想が伝えられました。
また、新型Mac Proは拡張性が低いこともあり、それとの差別化が懸念されていた新型Mac Studioについては、M3シリーズの新しいAppleシリコンが登場するまで延期された模様です。
新型Mac ProのWWDC23での発表は無い?
これらの予想は、iOS17とmacOS 14に関するものとともに、Bloombergのマーク・ガーマン記者によるものです。
同記者によれば、M2 Ultraを搭載すると噂の新型Mac ProがWWDC23で発表される可能性は低いとのことです。
新型Mac Proは外部GPUをサポートせず、メモリ増設もできないとみられており拡張性に劣ることから、M2 MaxおよびM2 Ultraを搭載する新型Mac Studioが発売された場合どのように差別化するのか注目されていました。
この点に関しガーマン記者は、新型Mac Proと新型Mac Studioで販売が分散するのを避けるため、新型Mac Studioの発売はM3シリーズ(M3 MaxやM3 Ultraか)が登場するまで延期されたと述べています。
Appleシリコン搭載Macにおける拡張スロットに関する特許出願済み
AppleはAppleシリコン搭載Macにおいて、「kickslot」と呼称するPCI-Eスロットらしきものを搭載し、このスロットに外部GPUカードを挿入することで、Appleシリコンの内蔵GPUと外部GPUを切り替えて利用できるようにする特許を出願していました。
この特許に記された技術が製品に実装された場合、将来的にAppleシリコン搭載Mac Proにおいて外部GPUやAfterburnerが利用できるようになることが期待されます。
それが実現すれば、同じAppleシリコンを搭載しても、Mac ProとMac Studioで差別化できると考えられます。
Source:MacRumors
Photo:Apple(米国)
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