Microsoftが提供するコミュニケーションアプリSkypeが、ようやくAppleシリコン搭載Macにネイティブ対応することが判明しました。
製品発表から2年以上、ようやくネイティブ対応へ
Appleは2020年の世界開発者会議(WWDC20)で自社開発のAppleシリコンを発表、Intelチップに代わりMacにはAppleシリコンを搭載すると発表しました。
初のAppleシリコン搭載Macが2020年11月に登場してから2年以上が経過した現在、MicrosoftのSkypeがようやくAppleシリコン搭載Macにネイティブ対応するとのことです。
Microsoftは現地時間2023年1月25日付けの公式Skypeブログにおいて、Apple M1 Mac向けにネイティブ対応したアップデート(Skype 8.94.76.302)をリリース、これまでの非ネイティブ対応バージョンよりも3倍高速になったことを明かしました。
MicrosoftはAppleシリコンにネイティブ対応したことにより、速度が大幅に向上、安定性が増し、音質と動画がクリアになったと記しています。
Skype最新版で修正されたバグ
また2023年2月2日付けのSkypeInsiderReleaseNotes for Skype 8.94.76.302によると、最新版では以下のバグが修正されています。
- ファイルを読み込んだり、開いたりするときの問題(例:iOSのPDFファイル)
- Android、MSIX、iOSにおける一部のチャットで名前が隠れてしまう問題
- EdgeブラウザでSkypeの通知がブロックされる問題
- iOSでSkypeを終了しても通話画面が引き続き表示される問題
- iOSでギャラリーを開いたりWebリンクへ切り替えたりするとアプリがクラッシュする問題
WhatsAppはようやくベータ版がネイティブ対応
現在ではユーザー数の多いメジャーなアプリのほとんどがAppleシリコンMacをネイティブサポートしていますが、Skypeのように対応が遅れたアプリもあります。
例えば日本ではあまり知られていませんが、世界的には圧倒的なユーザー数を誇るメッセージングアプリWhatsAppは、2023年1月24日時点でまだAppleシリコン搭載Macに正式対応していません(ベータ版が対応)。
またApple自身のアプリである音楽認識アプリShazamも、Appleシリコン搭載Macにネイティブ対応したのは2022年8月と、比較的遅かったと言えるでしょう。しかもこれは2年ぶりのアップデートでした。
Source:Skype/Microsoft,Microsoft via 9to5Mac
(lunatic)
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