Appleの幹部で、Apple TV+の事業運営の構築に携わったピーター・スターン氏が組織再編に伴い同社を離れることになったことが明らかとなりました。スターン氏は、Appleのサービス担当副社長を務め、サービス担当上級副社長であるエディ・キュー氏の直属の部下でもありました。彼はまた、Apple TV+のスポーツコンテンツのラインナップを拡大することにも貢献しています。
ピーター・スターン氏、サブスクサービスの構築にも貢献
Business Insiderが現地時間9日に報じたところによると、スターン氏は同僚に、米国の東海岸でより多くの時間を過ごすためにAppleを離れると伝えたということです。彼は、キュー氏の後継者になると見られていました。スターン氏はAppleでの6年間、Apple Arcade、Apple Books、News+、Fitness+、その他の製品を含むサブスクリプションサービスの構築にも貢献しています。
2022年5月には、Appleはサービス事業を再編し、ストリーミングと広告にさらに注力する方向で動いていると報じられていました。同社は、スターン氏がこれまで担当していたものを、3つの部門に分ける予定だということです。Appleの広告担当副社長であるトッド・テレジ氏が、現在、Apple Musicの総責任者を務めているオリバー・シャサー氏とプロダクトサービス及びデザイン担当副社長であるロバート・コンドラック氏と共に、より多くの責任を負うとされています。
2022年第4四半期のサービス部門の売上高
Appleのサービス事業は2022年も成長し続け、2022年第4四半期(7月〜9月)の業績発表によると、サービス部門の売上高は191億8,000万ドル(約2兆5,000億円)となりました。また、ウェアラブル、ホーム&アクセサリの売上高は、96億5,000万ドル(約1兆3,000億円)と報告されています。
有料サブスクリプション加入者数については、2022年7月〜9月期において、2022年初頭の8億1,600万人から増加し、9億人を超えているとのことです。
Source:Business Insider via AppleInsider
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