Appleが、6月5日開幕の世界開発者会議(WWDC23)で発表する見通しの、同社初の拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセットでは、ゲームやワークアウトが楽しめるだけでなく、スポーツの試合観戦や、既存のiPadアプリが使えるなど、多様な使い方が可能になるようです。
既存のiPadアプリが使える!
Bloombergのマーク・ガーマン記者によれば、Appleは販売価格約3,000ドルとされるAR/VRヘッドセットが多くの消費者に受け入れられるよう、既存のiPadアプリを使えるようにした、と記しています。
関係者によれば、ユーザーはAR/VRヘッドセットの新たな3Dインターフェースを使って、サードパーティーが提供する多数のiPadアプリにアクセスできるとのことです。
AppleのSafariブラウザや、その他の純正アプリであるカレンダー、連絡先、ファイル、メール、マップ、メッセージ、メモ、写真、リマインダー、ミュージック、株価、天気などは、AR/VRヘッドセット向けに最適化されたバージョンが登場します。またヘッドセット向けのFaceTimeやApple TVアプリも用意されていると、ガーマン記者は記しています。
仮想世界で読書、3Dでのスポーツ観戦
これらの純正アプリに加え、仮想世界で読書ができるよう、AppleはブックアプリをAR/VRヘッドセット向けに改良しているようです。またAR/VRヘッドセットでの写真撮影を可能にするカメラアプリの開発も進められています。映像や音などで瞑想を手助けするアプリも開発されている模様です。
またiOS16.2/iPadOS16.2で導入された「フリーボード」アプリも、AR/VRヘッドセットで使えるようになるとのことです。
既存のAR/VRヘッドセットと同じくゲームやエクササイズが楽しめるのは当然として、AppleのAR/VRヘッドセットでは野球やサッカーといったスポーツの試合観戦、Apple TVの映画なども、3Dで視聴可能となるそうです。
Source:Bloomberg
Photo:Marcus Kane/Twitter
(lunatic)
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