App Storeが2008年に開設されてからというもの、数々のiPhoneゲームが登場してきましたが、中にはアップデートを受けずプレイできなくなっていった名作も存在します。これらのゲームをMacやPC上で再び遊べるようにしたエミュレータが公開されました。
アプリを動かすためのツールづくりに専念
スウェーデンの開発者Hikari no Yume氏がiPhoneソフトウェア開発キット(SDK) の15周年記念で、「touchHLE」と名付けたエミュレータツールを公開しました。
iOSのiOSのエミュレーションは難しいことで知られていますが、古いOSバージョンに限っては、多くの既知のエクスプロイトがあり、ハードウェアもシンプルであることから難易度は低めであるとのことです。
Hikari no Yume氏は、iPhone OS全体のエミュレーションを行うのではなく、特定のアプリを動かすためのツールづくりに専念したそうです。
著作権侵害を避けるためAppleのコードは使用せず
Appleが書いたコードがエミュレータ内に含まれている場合、著作権侵害で訴えられる可能性があるため、Hikari no Yume氏は細心の注意を払ったといいます。
他の人たちと比べて、Appleの著作権を侵害しないように非常に注意深くこのプロジェクトを進めました。また、iPhone OSのリバースエンジニアリングを行わないように注意も払いました。私が書いたコードを使用することで、Appleの著作権を侵害することはありませんし、配布するのに一切違法なものは含まれていません。
Hikari no Yume氏は、特に「スーパーモンキーボール」というゲームを動かしたかったと語っています。
任天堂のファミリーコンピュータなどのレトロゲームがエミュレータで復活する例はこれまで幾度も見かけられましたが、古いiPhoneまでもある種のゲームコンソールとして認識され始めたと言えるのではないでしょうか。
Source:touchHLE via 9to5Mac
(lexi)
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