Appleが現地時間2月21日付けで取得した新たな特許「色が調整可能なウォッチバンド(Watch Band With Adjustable Color)」には、着用している衣服に合わせて色が変化する未来のApple Watchバンドについて記されています。
バンドを取り替えることなく状況にマッチした色の設定が可能に?
今回Appleが取得した特許には、「ユーザーは、多様性やスタイルを表現するために、時計バンドをカスタマイズする能力を望むかもしれません」と述べられており、より具体的には「衣服、他の装着品、環境、または他の好みの選択に基づいて、特定の色の時計バンドを望むかもしれません」と記されています。
ユーザーの要望に応えるにあたって、バンドをその都度交換しなければならないことが問題とされており、その解決方法として「エレクトロクロミック機能」を備えたバンドが提案されています。電気回路に電源や別の回路から電圧や信号を与える事で、「さまざまな色や色の組み合わせを1つのバンドで表示する」ことができるそうです。
フィラメントの一部または全部にエレクトロクロミック機能を含むことで、Apple Watchをスワイプしてバンドの色を変えることが可能となります。
今回の特許は他のものとは趣向が異なる?
通常Appleの特許は、どのように結果を達成できるかに焦点が当てられており、それが何に使えるのかについての詳細はほとんど記されませんが、今回の特許に関しては色を変えられるWatchバンドの有用性が詳細に説明されており、異彩を放っている、と米メディアAppleInsiderはコメントしています。
最近公開された色が変わる系のAppleの特許の例として、Apple Carに適用可能とされる車両の窓ガラスの色合いを調整できる技術がありました。この特許に関しては装飾用というよりもプライバシーに焦点が当てられており、窓ガラスの色合いにより反射率や曇り度合いを調整することでプライバシー強化につながるというものでした。
Source:USPTO via AppleInsider
Photo:Apple
(lexi)
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